
営業所の全体を
見ていけるようになりたい。
工事部で施工管理のお仕事をされているT.Hさんにインタビューしました。
T.Hさん 工事部(入社5年目)
お仕事の内容について

半導体工場で、施工管理の仕事をしています。
具体的には、装置の搬入に対する接続、立ち上げ前の作業スケジュールの工程組み、見積書の作成などが「施工管理」です。
付帯工事では、装置メーカー様から装置について教えていただき、部材を取り揃え、仕様通りに立ち上げていきます。
装置自体の立ち上げに加えて、電源ケーブルや水・薬品を供給するための接続も行います。
いわゆる付帯工事です。
施工管理の前はどんな仕事をしていましたか?
現場で付帯工事の作業をしていました。
どういった道具を使ってどうやって接続するのか、というところから学び、1年半くらい作業員として働いていました。
今は職長として現場に立って、安全性や進捗を確認しながら現場の管理をしています。
1チーム最大で8人の作業員を管理しています。
その日の作業ごとにメンバーが変わっていくので、現地で立ち合って安全面、作業面のすり合わせをします。
施工管理を任されるようになったのは入社してからどれくらいですか?
作業工程や現場のスケジュール管理といった、今の仕事に近いことを始めたのは、入社して3年目くらいからです。
客先との交渉や見積もりができるようになったのは5年目くらいからです。
安全面で大切にしていることはありますか?
メーカー様が決めたルールや法律上決められていることを守ることです。
それを作業員が把握して守っているか確認しています。
作業者には、他の業者さんや別のチームの方もいるので、そちらとの干渉も気にしています。
職場の雰囲気はどうですか?
どの方とも話しやすい雰囲気です。
急な依頼やお願いを聞いてもらうことも多いのですが、断られる前提ではなく、お願いできる関係性です。

面白いところや、やりがいはどんな所ですか?
施工の管理とスケジュール管理の仕事です。
自分で考えて、複数の案件が重なっているところの人員の配置が上手くいって、スムーズにできた時にやりがいを感じます。
充実を感じるときはどんなときですか?
仕事がスムーズに進んで、お客様に感謝してもらえたり、「またお願いします」と言われた時に充実を感じます。

大村技研に入社した
経緯について
学生時代はどんな学生でしたか?
学生時代は福祉関連の勉強をしていました。
人と関わる機会がよくある学生生活でした。
以前はどんなお仕事をされていたのですか?
就職にあたって色々考えた結果、福祉以外の道に進むことにしました。
最初は営業関係の仕事を探していて、実際に就いたのは携帯電話の営業販売でした。
そこで3~4年働いて、仕事を変えたタイミングで工場に関する職業に就いて、そこから今の仕事に至ります。
以前の工場ではどんなお仕事をされていたのですか?
工場に配属される派遣社員のリーダーポジションとして入りました。
作業要項の確認に声かけや報告、社員の方の状態管理やケアをメインにやっていました。
工場では重機を作っていて、その中のエンジン部分の組み付けをやっていました。
ライン工場だったので、自分もいち作業員として入って作業していました。
転職しようと思った理由は何ですか?
リーダーとして入ったのですが、実際はいち作業員という感じで思うように動けなかったからです。
思い切って環境を変えることにしました。
大村技研への入社のきっかけは何ですか?
数社受けて進めた中の1つが大村技研で、前にやっていた管理の仕事に関係があったりして、過去の経験を活かせそうだと思ったので入りました。
入社前と後で感じたギャップはありますか?
前も工場で働いていて、その時の周りの方の印象から荒い・職人気質な人が多いのかと思っていました。
大村技研に入ってみたら堅苦しくなく、気軽に話しかけてくれました。
生活も仕事もしやすい環境です。
半導体業界ならではの苦労はありましたか?
現場作業では工具の名前が分からない状態だったので、覚えるのが大変でした。
それに、クリーンルームという環境も未経験だったので、何をしてはいけないとか、持ち込んでいけないとか、基本的なルールを覚えるのも少し大変でした。
けれど、周りの方も親切に教えてくれたので、すごく苦労したという印象はないです。

施工管理兼営業として、
大規模案件の受注に成功

受注したのはどのような案件ですか?
工場1、2棟規模で装置の仕様を変えていくという大がかりな作業です。
普段は新規で入る装置の付帯工事が多いですが、今回は既存の装置を新しい仕様に変更するということでした。
自分が代表としてお客さんと話をして、スケジュールや人数構成を話して受注しました。
そのお仕事を受注できた理由は何でしょうか?
お客様と会話するとき気を付けている点として、自分たちの利益より、お客様の要望にいかに上手く応えるか、ということがあります。
自分たちの最大限が出せるように、お客様からいろんな情報を聞き出して、本当にして欲しい要望を叶えることを意識して会話しています。
そういったことが評価されたのかなと思います。
典型的な1日の流れ
朝は8:00から始業です。
朝礼(8:00~)
下請け会社の皆さんも一緒に朝礼をして、その日のスケジュールについて確認します。
午前の業務開始

まずはメールのチェックをします。
基本的には見積もりや書類作成を行います。
作業員の方に書いてもらった作業レポートをチェックして、提出する準備をします。
午後の業務開始

午後は現場で説明会があるので参加します。
参加したら、作業に必要な部材の発注手続きをします。
部品表としてまとめたり、現場で聞いたこと反映させたりして、事務員さんに提出します。
基本的には定時の17:00で帰宅しています。
将来どんな仕事人に
なりたいですか?

今後も現場の作業員の方など、いろんな人と関わってまとめていく上で、皆さんと良い関係でいたいです。
そして、皆の働きやすい環境をつくっていければと思います。
チャレンジしてみたいことはありますか?
今は5年間付帯工事の管理を担当していますが、他の工程の見積もりもできるようになりたいです。
配管工事などの知識はまだないので、どういったものを使ってどういう作業をしているかなどを学んで、三重営業所の全体を見ていけるようになりたいです。
各拠点の様子
直属の上司からの
コメント
前職で販売店の店長も務めたこともあり、入社当初から顧客、取引先としっかりと会話ができていました。
同僚、協力会社の人に対してきちんと自分の意見を言うことができます。
未経験の職種ではあったのですが、現場でのOJTによりスキルや知識を習得して、現在では大規模な半導体製造装置の付帯工事の施工管理全般を任せることができるようになりました。
現在は、施工管理兼営業として客先と交渉し、今期は大規模な改造工事を受注しています。